値段が?
【インフルエンザが流行!】
昨年の12月中旬から年末、インフルエンザの患者さんが急増しました。
厚生労働省のインフルエンザ発生の動向(12/23~29)によると
週ごとに倍増しています。※1月9日発表、1週間遅れです。
この増加傾向、年末年始の9連休でどのように変化するのでしょう?
コロナ前ですと、長期休暇を挟むと発生が収まる傾向を示していましたが、
コロナ開けでもあり、今シーズンはワクチン接種率の低下も噂されています。
年始の発生の動向が気になるところです。
私も年末から年始にかけて、発熱はないものの、鼻水と空咳に悩まされました。
検査をすれば感染と診断されると思われたのですが、
症状が出たのが、医療機関がお休みの年末、
休日診療所を受診してもなあ~、
結局、薬局で販売(OTC薬)している感冒薬で凌ぐことにしました
【値段が?】
感冒薬といっても、最近は医療用と同成分量の薬剤も薬局販売されています。
値段はムコダイン10錠やPL顆粒24包が1,500円~2,000円前後です。
結構なお値段です。
因みに保険診療時の薬価(1錠当り)はムコダインが10.10円前後、
PL顆粒は6.50円前後です。
包装単位でみると薬局販売が1,500円~2,000円前後、
保険診療(自己負担はこの値段の3割)は
ムコダイン10錠で101円前後、PL顆粒24包で156円前後です。
10倍以上差があります。
薬局販売(OTC薬)は自由に販売価格を決めることが出来ますが、
保険診療と比べると大きな開きがあります。
咳止めのメジコン、これも同様の差があります。
最近、ジェネリック医薬品の品不足が話題となっています。
原因の一つとして、薬価が低いという指摘があります。
ジェネリック医薬品、原料は海外調達が大半を占めます。
薬価が低いと買い負けしますし、円安も影響します。
海外ですので、需要が増えても増産はしてくれません。
答えは、薬価と販売価格の間にありそうです。
それはそうだけと、え~と~、健康保険料が上がる~~、
袋小路か・・・。