大企業が中小企業になる?

【観光業界は軒並み資本金を減資】

11月中旬、日本旅行が資本金40億円を1億円に減資すると発表しました。

日本旅行以外にも、コロナ禍が直撃した観光業、運輸業界、

例えば、JTBは3月に、スカイマークや藤田観光も9月に減資を行い、資本金を1億円にしました。

如何にコロナ禍の影響が大きいかを示していると思います。

資本金の減資、目的は赤字の解消と資本強化です。

資本金を減資、この減資した金額をその他資本剰余金に振り替え、赤字が累積してマイナスとなった利益剰余金と相殺することで、金融機関からの融資を受けやすくすることを目的としています。

JTBの減資の場合、資本金23.04億円を1億円に減資、さらに主力銀行へ優先株式を発行し、300億円の資本を増強した後、再び1億円に減資しています。

各企業、大変です。

コロナ感染症、今は落ち着いており、新幹線も、宿泊も、お客さんが戻ってきているようです。

第6波がなければよいのですが・・・・・・。早々、オミクロン株も気になりますね!!

税金が安くなる!

ところで、各会社とも何故?資本金を1億円とするのでしょうか。

中小企業の定義は色々あるのですが、税制上、資本金1億円は中小企業となります。優遇措置を受けることが出来ます。

例えば、法人税率、所得金額が800万円以下ですと23.2%から15%と安くなります。貸倒引当金の繰り入れ、研究開発税制等、色々あります。

このため、グループ内の組織再編成、持ち株会社を設立するときに資本金を1億円とするケースが結構、多いなあ~と感じています。

この大企業の資本金1億円、目に余ったのでしょうね。

平成29年税制改正にて、過去3年間の所得金額が平均15億円を超える法人は中小企業として取り扱わないということになりました。

これって、国税の話です。

地方税、まだ、資本金1億円、メリットがあります。

地方税には、企業の赤字による税収の変動を少なくするために、資本金1億円超の企業に対して、外形標準課税という制度を導入しています。

この外形標準課税、所得のみならず、付加価値額、そして資本金に対しても課税されます。

資本金額が大きければ、赤字に関係なく、一定の税金が課税されます。

この制度、資本金が1億を超えると対象になります。

まだ、まだ、おいしいのでしょうね。

累積赤字解消目的の企業は別ですが??

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