屋号つきの口座

<新規口座の通帳が有料化される>

税理士の開業を考えていたとき、メガバンクが紙の通帳を有料化するという記事が眼に入りました。

「え!!」とよく読むと、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行が今年の1月~4月から新規口座について、紙の通帳に発行手数料を、また、2年間以上未利用の口座には管理手数料を、各々徴収すると書いているではありませんか!

税理士を開業するときには、事業と私用の区別、顧問先からの信用を考え、屋号+個人名の口座を考えていたので、弱ったなあ~の一言でした。

これから個人事業を考える方も同じことですね。

<屋号つきの銀行口座を開くには>

屋号つきの口座開設する手続きは銀行によって異なるのですが、ネットバンクは割と簡単に開設できます。但し、通帳がないのがネックです。

そこで、通帳を希望する方は一般の銀行となるのですが、ホームページとか、事務所の賃料とか、屋号を使っているとの証明書類が必要となってきます。

必要書類は銀行によって異なるのですが、ザックと纏めると4つ、本人確認書類、印鑑、開業届(税務署提出分)、屋号確認書類(これは色々)となっています。

また、自宅や事務所の近くの銀行でないとダメとか、審査に約10日かかるとか、窓口でないとダメとか、があります。ネットバンクは、この点はクリアですね。

要は、紙の通帳にこだわるかどうかです。

<開設は案外、簡単?>

私の場合、開業届、印鑑、本人確認書類の3つの書類で済む銀行にしました。

近くの銀行の窓口に行き、申込用紙を記入、約30分、しかも、以前より個人口座でアプリを使用していたため、審査もあったの?? これで終了でした。

キャッシュカードも約4日でした。

紙の通帳は手数料が必要なことから、当然、ネットバンキングの選択となりました。

<紙の通帳がなくても困らない、むしろ、便利>

実際、パソコンで使用してみると、便利な点は2つ、まず、一つは自動引き落としの先は、前日にメールが届くと言うこと。資金繰りで助かります。

もう一つは、事業用の会計ソフトへの入力です。CSV機能があるため、期間を指定しデータをダウンロード、エクセルで編集・加筆の上、会計ソフトにアップロードという流れになり、作業量が少なくなった感じがあります。

多少、気になるのが、過去データです。この銀行は2019年以降、過去30年となっています。

助かる反面、これって、相続税と贈与税の見直し議論・・・・・・。実務も・・・・・・。

もっとも、紙の通帳、思い込みにとらわれていたように思います。商売も同様ですね。

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