チェックは大変?
インボイス制度が始まって約2週間。
どんな問題があるのか? これからなのでしょうね。
会計事務所が入手する会計資料、多くは1ヶ月遅れ、
困ったな??は11月からでしょうか?
もっとも、簡易課税税制度や2割特例を採用する会社や個人、
経費等の領収書や請求書、インボイスのチェックは必要ありません。
売上にみなし仕入率を乗じて消費税を計算するのですから、従来通りです。
強いて言えば売掛金の支払手数料、これを売上返還に変更するぐらいです。
顧問先にも「従来通り、何も心配ありません。チェックもなしです。
でも売上、請求書は番号、税率、税額が必ず書いてね。保存も7年間ね。」
と伝えています。
チェックが必要なのは消費税の原則方式を採用している会社と個人です。
もっとも課税売上が1億円以下の会社と個人、
ここは1万円未満の経費等は、帳簿で仕入税額控除が可能です。
チェックは不要です。
1万円以上の経費等、ここは大切です。
しかし、大分、狭まりましたね。
【全部、調べるの?】
ネット等では「インボイス制度、チェックが大切、このソフトは自動判別です。」
と熱心に宣伝しています。
本当に全部、番号のチェックが必要なのでしょうか?
課税事業者の登録率は100%近くと言われています。
この登録率をみると
インボイスの記載ながければ免税事業者と考えてよいと思います。
また、振替の家賃や月極駐車場、連絡がなければおそらく免税事業者です。
それなりの会社、公的な機関、コンビニなどは
インボイス番号をチェックする必要があるのでしょうか?
偽のインボイス、現状、殆どないと思います。
コクヨの領収書などはチェックが必要となるでしょうが、
レシート関係はチェックなしでも大丈夫でしょう。
むしろ、登録番号、税率と税額がきちんと記載されているかどうか、
ここがポイントだろうと思います。
今はスタートの時期、性善説がよいのではないでしょうか?
こう考えるとチェックの範囲はぐっと狭くなります。甘いかな~?