複雑!?
【税制改正大綱、決定】
12月16日、令和5年度 税制改正大綱が決定されました。
詳しい内容は年明け以降、影響の大きいものから説明したいと考えていますが、
ざっとした印象は、「複雑やなあ~~」という感じです。
気になるインボイス制度は、フリーランスはなんとか救済かなあ~。
小売業や卸売業は?? 救済ないのかなあ~。
ネット、話題となれば救済かなあ・・・。という感じは否めないですね。
相続税、対象となる生前贈与の期間が3年から7年に延長!
税法上の帳簿の保存期間に合わせたのかな?
よく分からないなあ~。
所得税、「いわゆる1億の壁」、30億円超で追加課税!
対象者は300人程度という話です。
これってなに?? とりあえず、やったよね! という感じです。
他にもありますが、建て増し建て増しで、わけ分からんという税制改正大綱です。
ここ数年、税法はどんどん複雑になっています。
税理士としては商売上、ありがたいのですが・・・・・・。
【防衛費も】
今回の税制改正、防衛費の財源負担が大きな話題となりました。
防衛費の内容、あるのはあるのですが?
いきなり43兆円、反撃能力でトマホーク、
とりあえず、決算剰余金、国債、見直し、足らないから増税1兆円。
軍事力! 一点豪華主義ではダメです!
戦艦ヤマト5隻作っても戦力にはなりません。
巡洋艦も、駆逐艦も、当然、空母を必要です。
でも本当に必要なのはタンカー、輸送船、護衛する駆逐艦と航空機
これを生産する製鉄所、造船所、その他色々、民生品工場も必要です。
今でいえば、半導体工場も必要です。
弾薬も増やして1ヶ月分! ウクライナではどうなの? です。
しかし、防衛費を考える上で最大の問題は少子化です。
自衛隊の定員充足率はお寒い状況です。志願者も少ないです。
装備を買っても動かす人いる? という感じです。
国力、バランスのよい軍事力、人員を考えれば・・・。複雑です。
自然に防衛費の上限は決まってきます。現状から多少の+αです。
じっくりとリアルに税制も含めて議論してほしいですね。
ないものねだりはいけません。ことは複雑です。