うれしいけど・・・
【税制改正】
先週、自民党の令和6年度税制改正大綱が公表されました。
目玉は賃上げ促進税制、所得税・住民税の定額減税、外形標準課税でしょうか?
個人的な印象ですが、複雑な割に効果ははどうなのかなあ~という感じです。
まあ~。ざっと見ただけです。来年に詳しく!と考えています。
でも、あれ!! 思い切ったなという改正もあります。
交際費等の5,000円基準の見直しです。
この基準、以前にもお話した通り、税務上、費用とならない交際費について、
1人当り5,000円以下の飲食で、かつ記載要件を満たしたならば
経費として認められるものです。
この5,000円基準が10,000円以下と引き上げられました。
飲食店等の料金が値上がりする中、
印象からすると7,000円から8,000円かな?と思う中、
倍の10,000円です。びっくりです。
サラリーマン時代、同業他社との勉強会後の懇親会、
5,000円基準を満たすために
一生懸命にお店を探した経験のある私からするとうれしいです。
皆さん、きっちり記載要件を書いて精算していました。
ビールがおいしい!
【中小企業は?】
単純に喜んでしましましたが、よく考えると?です。
中小企業の800万円迄が費用となる交際費はどうなったのでしょう。
大綱のどこにも記載がありません。
物価上昇は大企業も中小企業も同じです。
多少なりとも物価上昇に対応してくれても良いのではないでしょうか。
やはり、献金の差でしょうか・・・。
いやいや、ここを物価上昇に対応して引き上げるとなると・・・。
基礎控除、配偶者控除、扶養控除も同様にということを恐れたのでしょうか?
児童手当の高校生への拡大が決まると
直ぐに扶養控除の廃止や縮小を提案するぐらいですから、
案外、あたっているかもしれません。
インフレ増税か?
う~ん! ビールがまずい!