5000円?
【面倒くさい!】
皆さん、法人の交際費から除かれるものとして、
通称、5,000円基準があるのをご存知ですか?
具体的に言うと飲食等に要する費用で1人当り5,000円以下のものは
交際費から除くという基準です。
中小法人は定額控除の800万円をよく利用するのでなじみがないと思います。
この5,000円/1人の基準の利用、専ら大きな企業が中心となります。
この基準、利用するには纏めると次の要件を満たす必要があります。
① 飲食等のあった年月日
② 飲食等に参加した得意先名、その氏名、その関係
③ 参加した者の数
④ 飲食等の金額、飲食店名と住所 ※インボイス番号も
⑤ 飲食等に要したことを明らかにする事項
なにか、沢山ありますね。
もっとも①、④、⑤はレシート等に必ずあります。
只、⑤は領収書やクレジットの利用名明細書は?となることが多いです。
問題は②と③です。
小規模な法人は記入が殆どありません。②と③の記入、これがポイントです。
これがなければ1人当り5,000円の飲食を交際費から除くことは出来ません。
もっとも、小規模な法人は定額控除の800万円があります。
皆さん、こちらを使うからあまり気にしていないと思います。
【しかし、】
もっとも、接待飲食の場合、税務署が内容を判断するのは、
先程の①~⑤のうち、参加者数の③を除く4つです。
そう、①、④、⑤はレシート等に必ずあります。
②の「飲食等に参加した得意先名、その氏名、その関係」が必要なのです。
皆さん、これ、帳簿に記載していますか?
具体的には「接待飲食等に関するFQA Q6」です。
忘れている人は多いと思います。
これって、レシートの裏に手書きしてもOKです。
私もそれをお願いしています。でも中々難しいです。
大きな会社のサラリーマンを経験している人ならばスムーズなのですが・・・。
習慣が大切だと思います。
インボイス番号とともに、
得意先名、その氏名、その関係をお願いします。