金が!!
【有事の金!】
ウクライナ侵攻が始まって約3ヶ月となりました。
戦況が気になります。特にロシア軍等の人権弾圧、特に暴力行為に心が痛みますね。
そうそう、原油、天然ガス、小麦等の資源価格の高騰も頭が痛いですね。
しかも円安がこの高騰に拍車をかけています。大変です!
でも、この高騰にニコニコの人がいます。
何でしょう?
ゴールド、金の高騰です。
2021年、1g:6,897円だった金が、
ウクライナ侵攻後の4月、1g:7,901円となっています。約1.15倍です。
2020年と比較すると約1.3倍となります。
金の底値は約20年前、1999年9月、1g:961円です。なんと約8.2倍、高騰しています。
このため、金を売却する人が増えているようです。
両親が買った金を貴金属店に持ち込む人もいるようです。
金地金(インゴット)500gを1999年の底値近く1g:1,000円で購入した人は、
今売却すれば約395万円、約345万円の売却益が出ます。
【落とし穴が・・・】
このニコニコ、落とし穴もあります。そう、税金です。
金を売却すると譲渡所得となるケースが多いです。
金を購入して5年未満ですと
(売却価格 - 購入価格) - 控除額50万円 = 課税所得
金を購入して5年以上ですと
((売却価格 - 購入価格) - 控除額50万円) × 0.5 = 課税所得
この課税所得と他の給与所得等を合計した金額に所得税(住民税)がかかります。
所得税は累進課税です。
5%だった税率が10%へ 10%が20%、23%、33%~になります。
結構痛いです。
しかも売却価格が200万円以上ならばお店から税務署に報告が行きます。
その上、年金所得者や個人事業者の方は健康保険の保険料も上がります。
高齢者の場合、医療機関の窓口負担の1割が2割や3割に増えます。
落とし穴です。
これを避けるには控除額50万円がポイントです。
売却価格から購入価格を引いた金額が50万円ならば、
控除額50万円を引いて課税所得は0円です。
小まめに売却、これがポイントです。
でも、500g以上の金地金は無理か!
ところで、え!! 買ったときの価格が分からない!