IT、中小企業者はむずかしいかも?
【相談会で思ったこと】
年末から年始にかけて、商工会議所の決算相談会、年末調整相談会に税理士会業務で参加しました。
私は相談の始めに、申告は青色申告ですか? 白色申告ですか?とお聞きすることにしています。
皆さん、青色ですという方が多かったのですが、皆さん10万円控除でした。
お聞きすると会計ソフトを買ったのだが、どうも使えこなせない。皆さん、貸借対照表が出来ないと訴えます。
ソフト屋さんが宣伝する程、使いこなせないようです。
解説書を見ても、ヘルプデスクに電話しても内容が理解できないようです。
専門用語にも問題点があるような感じがします。ピンとこないようです。
でも皆さんスマホは使っています。
何かがずれているように思います。
【手書きの源泉徴収票】
相談会では、法定調書や源泉徴収票の作成もお手伝いしてます。
皆さん、源泉徴収簿の給与、社会保険料と源泉所得税は記入されているのですが、それ以降が出来ません。
やむを得ず、お手伝いするのですが、私が手書きしました。
私が作成する間に、皆さん年末調整のしかた等を見ているのですが、やっぱりよくわからないようです。
必要書類も基礎控除申告などは全滅状態です。これって理解できない。とおっしゃります。
商工会議所がソフトを導入すれば良いのでしょうが、予算の関係で難しいようです。
申告書はeTax、段々と便利になってきます。
年末調整もソフトに力を入れてほしいと思います。
会計ソフトも同様です。
電子データの保存は先送りとなりましたが、とてもじゃないけど、中小企業者はそれ以前の問題かな~と思います。
ソフト開発、特にソフトの操作方法の教育に力を注いでほしいなと思います。
これって、日本が一番弱いところではないでしょうか。