年末調整、大学生!

<特定扶養親族>

年末調整の時期が近づいてきました。

既に、国税庁のホームページに「年末調整のしかた」が掲載されています。

これをみると憂鬱になります。分厚い!!

ここ数年、寡婦・ひとり親、配偶者控除(特別控除)の新設所得制限の導入があり、1人1人の確認する作業量が大きくなっています。

導入する意義はあるのでしょうし、丁寧な対応という政治家の主張もわかるのですが、制度新設や改訂が現場に負担をかけることが多いような気がします。

例えば、行政改革、公務員の削減という言葉裏をかえせばコロナ禍で分かった保健所の統合、保健師の削減ということを意味します。

削減した上で、細かい丁寧な対応を求めるのはどうかしています。

公務員の削減というと直ぐに賛成する方が多いのですが、現実はそう簡単な話ではありません

愚痴ですね。すみません。

年末調整を顧問先で行って戴ける先もあるのですが、「配布資料の案のチェックとか、入力ミスがないか見てほしい」とかの要望はあります。

人数も50人、100人超と多いと、疲れとともに不安~~が生じます。

その時に特に不安になるのが、大学生、専門生等の特定扶養親族です。

特にひとり親の子供さんは、頑張ってアルバイトをしている人が多いです。

でも、その子らに親御さんを通じて、所得は? 生計を一?と聞いても ??が本当のところです。

申告書に細かく記載しても理解できなければ意味がありません。理解できるのは東大生と税理士?

ある顧問先では確認のメモに、子供さんのアルバイト収入(給与明細の年間合計)と書いていました。

これならば、分かる人が多くなります。なるほど! と思いました。

<数年後うそ~!>

このように苦労して年末調整が終わっても、これで終わりとはなりません。

どうもマイナンバー導入以降、会社に源泉徴収の確認のお知らせが届くケースが多くなってきていると思います。

例えば、令和2年に「○○さんの扶養家族の△△さんは平成30年の所得が103万円を超えており、特定扶養親族には該当しません。

○○さんより、不足分の源泉所得税の徴収を行い、納付をお願いします。」という感じです。

早速、○○さんに確認です。○○さんも慌てますよね。

数年前ですし、子供さんも忘れていますよね。

年末調整は続くのです! ばかやろう!

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