突然の相続で、困った!
<突然、相続!>
個人的なことですが、私自身、3回の相続を経験しています。
最初は約10年前の弟の相続です。次に父親、そして母親、計3回です。
いずれの相続も相続税が課税される相続ではなかったのですが、最初に経験した弟の相続は、苦労しました。
弟の相続は、発症してから約半日でした。
東京から九州へ、取り急ぎ帰省し、なんとか間に合いましたが、あっという間の出来事でした。
そのまま、お葬式となり、相続の手続きが始まりました。
両親は茫然自失! 弟は独身のため(ある意味よかったのかも?)、しかたなく、私が両親の代理として、葬儀準備とともに諸手続をすることになりました。
まずは、遺品の整理をしつつ、通帳、カードの確認、生命保険の有無、仕事先の退職金の確認、年金・健康保険、各種の請求書、車関係の書類等を確認しました。
大体、こんな感じかなと思い、ゆっくり手続きかなあ~と考えていたのですが、葬儀が終わり、翌日、葬儀屋さんと話をしていたところ、葬儀屋さんが一言。
すみません。よく短時間に整理されたと思うのですが、今回は交通事故の死亡と同様に何も分からない状況です。
申し訳ないなのですが、毎月、帰省し、郵便物の確認をした方がよいと思います。
カードには生命保険がついているものもありますし、ローンや借入金がついているものもあります。
おそらく半年~1年、毎月、帰省され、丹念に郵便物を確認する必要があります。
金融機関やカード会社の問い合わせの時には、事情を話して、借り入れの有無等を確認してください。結構、事例が多く、皆さん慌てています。
とのアドバイスを受けたのです。
まさしく、突然の相続、驚きの話です。
<カードローン、やっぱりあった!>
慌ただしく、2つあった通帳のうち、地元の銀行に確認にいったところ、
休眠口座が一つあったものの、ローンはないことが確認できました。一安心です。
東京に戻り、もう一つの銀行の確認のため、自宅近くの支店へいったところ、
事情は分かりました。この場合、口座開設支店に行っていただく必要(今は大丈夫かも?)があります。○○支店です。
東京を北から南へ移動です。
慌てて、大田区の○○支店にいったところ、結構な金額のカードローン残高があることが分かりました。当然のことながら、返済するまで支払利息が生じます。
おもわず、オロオロでした。結局、死亡退職金での返済になりました。
その後、約半年をかけて、郵便物を確認しつつ、カード会社に逐次、確認する作業が続きました。幸いにも多少のカード残高の支払ですみましたが。
突然の相続、カードローン、借入金は注意ですね。しかも、長期戦です。