お尋ねのハガキ
<税務署からお尋ねのハガキが届いたら>
最近、税務署からお尋ねのハガキが届く頻度が多くなったような気がします。
お尋ねの文書? と言う方も多いかと思います。
例えば、不動産を売却したとか、購入したとか、相続があったときに、注意喚起の行政指導として税務署から送付されてくる文書です。
私は2回、ハガキを受け取っています。
最初は父親の相続の時です。相続開始から半年ぐらい、これが噂のお尋ね文書か~。
予め、相続税の課税対象になるか計算していたので問題なかったのですが、ハガキに申告書のような小さな表があり、記入するのに苦労しました。
財産は少ないし、相続税は関係ないよと考えているときにハガキが届くとびっくりですよね。
もう一つは相続した田舎の土地を売却したときです。
確定申告開始の直前に「不動産を売却されたようですが、ご確認ください」というハガキが税務署より届きました。
九州の田舎の土地の売却も八尾税務署に把握されているのかと感心しながら、申告しますと記入しました。
いずれにせよハガキが届いたら、慌てずに、分かる範囲で金額やコメント、「計算中です」とか「申告します」と書いて返信することが大切です。
お尋ねの文書は行政指導なので、回答する義務はないのですが、返事がなければ、次は電話、その次は税務調査とエスカレートすることになります。
<何故、文書が届くの>
やはり、興味があるのでしょうね。
収入に比べて高い住宅を購入した時に、資金はどこから?
長年所有の土地や相続の土地を売却した場合、売却益がでることが多いので、申告は?
亡くなった方の収入、金融資産や土地は予め把握されているので、相続税の申告を!
と言う感じです。
お尋ねの文書は関係ないよと無視するのは危険です。
まずは、知り合いの税理士に相談するのがよいと思います。
税理士がいなければ、税理士会の無料相談を利用するのも一つの手段です。
<必ずくるの?>
お尋ねの文書は必ずくるかというと、そうでもありません。
私の母親の相続の時、微妙だし、届くのかな? と考えていましたが、来ませんでした。
住宅を買ったからと言って、全員に届く訳でもありません。
税務署内の基準があるでしょう。
でも、心づもりは必要だと思います。