家族の範囲?
今週もコロナ、オミクロン株の感染者が急増していますね。
あまりの多さに検査キットが不足状態。
濃厚接触者に症状が現われた時、検査せずに医師が判断できるという大臣の発言もありました。
まあ~、仕方がないのですが準備不足はいなめません。
こんな状態で、確定申告スタートまで約3週間!
どうなるのか? 相談コーナーは今週の木曜日から開設の予定です。
従事する人には検査キットが一週間に1コ(希望者のみ)配布されるようです。
これも検査キット不足の要因の一つでしょうね。
ところで、確定申告、やたらと扶養者が多い方がいらっしゃいます。
範囲を確認すると「生計を一にする配偶者(内縁を除く)、親族(6親等内の血族及び3親等内の姻族)、又は都道府県から養育を委託された児童(里子)や市町村から養護を委託された老人」となっています。
やたらと広いような気がします。戦前の家制度みたいです。
民法の借用概念のため、そうなるのでしょう。
一時期、海外の方がこれを利用していたようですが、改正で難しくなりました。
【社会保険の家族(扶養者)】
以前、扶養者の収入について、税法と社会保険が異なっていることをお話しましたが、社会保険の家族はどうでしょう。
「主として被保険者(本人)の収入で生計を維持している3等親内の親族(内縁の配偶者を含む)、内縁の配偶者の父母と子、内縁の配偶者死亡後の父母と子」となっています。
範囲は狭いのですが、現状の家族の実態に合っているような気がします。
特に内縁が含まれていることは大きいように思います。
もちろん、違う考えの人もいます。
でも、子供の名字がかわること、これを気にして、内縁関係という方は多いと思います。
社会保険ではOKなのに、確定申告の時に内縁の子供を扶養に入れられないというのは抵抗感があります。
また、内縁の配偶者は青色専従者とすることはできません。
個人的には社会保険制度の方が社会の変化に対応している感じがします。
予算の記載ミスより、こういう議論、国会でしてほしいと思います。三権分立ですよね。