そうか!

【相続税】
相続税、試験は一度も受けていませんが、
受験勉強は半年程しています。このため、簡単な相続申告は受けています。
また、顧問先からの相続申告の依頼は
私のレベルをお話し、ご理解いただいた上、お受けをしています。
申告に際しては、通帳は全ての通帳を提出していただきますし、
出金状況を確認の上、内容もお聞きします。
土地があれば必ず、現地にもお邪魔します。
建物も拝見、仏壇があればチラ見、現況確認を行います。
疑義があれば税務署との事前相談も行います。
現地も見ずに相続申告する事務所があることを見聞きしていますが、
このような申告はお客様にとってもよくないと思います。
それなりに対応しているのですが、受けたくない相続もあります。
【そうか!】
相続の勉強をしている時からなのですが、
それは小規模宅地等の特例の適用を検討する相続です。
この特例、相続人の全員の合意があれば
土地の相続価格を80%減額することができます。
1億円の土地が2千万円の評価となり、相続税が大きく減少します。
これはこれでうれしいのですが、
相続税の各相続人の配分はこの減額された価額で分配されます。
でも、相続人の立場にたってみると
それっておかしいよね。相続税の分配は減額された価額ではなく、
減額前の時価で分配だよね! となると思います。
こうなると全員の合意は難しくなります。
時価分の代償金を相続人間で支払う方法もありますが、
代償金の支払いの結果、相続財産がマイナスになったときは??
できれば避けたいね。と考えていました。
この解決策、ある税務関係の週刊誌のQ&Aに掲載されていました。
この代償金により、相続財産がマイナスとなる場合の対応が!
マイナス分を代書金の総額で案分調整する方法です。
この方法、相続税では想定されてなく、実務上の対応とのことです。
そうか! 解決ですね。
でも、何故、規定されていないのでしょうか?
う~ん、税務署での事前相談かあ~

