80年所感

【80年所感】

本当にびっくりです。公明党の連立離脱! まさかのまさかです。

マスコミ、SNS、この話題、一色です。

でも、この日、もう一つの話題がありました。

退任間近の石破首相の「戦後80年に関する所感」です。

発表したいと報道とされた時、左右ともに否定的な声が多数でした。

個人的には期待してはいなかったのですが、なかなかの内容でした。

何故、戦争を止められなかったのか?という疑問提起とともに、

憲法の問題、政府の問題、統帥権の拡大解釈、利用する政党、経済問題、

天皇機関説、反軍演説、空襲の避難などが、感情をまじえることなく、

歴史の事実のみが網羅的に述べられています。

特に戦争を煽ったメディアを取り上げた点は高く評価できます。

とかく、左右ともにメディアは軍部の責任という論調になりがちですが、

日清・日露の戦争の時から、好戦的な記事の方が売れるとなると

戦争反対の方針でも、イケイケドンドンの記事を書いてきました。

戦後、メディアはその報道姿勢の反省を殆どしなかったと思います。

【印象】

石破首相の個人的な思いは、最後の(今日への教訓)で述べられています。

特に次の文章は石破首相らしいなという印象を受けました。

「歴史に学ぶ姿勢です。過去を直視する勇気と誠実さ、

他者の主張にも謙虚に耳を傾ける寛容さを持った本来のリベラリズム、

健全で強靱な民主主義が何よりも大切です。」

この姿勢に対するオールドメディアやSMS、他の政治家等からの

煮え切らない、優柔不断という主張も分かります。

確かに過激な主張は国民受けも良く、しかもバズリます。お金もチャリンです。

でも、今日の社会は戦前以上に、複雑性を増しています。

偏りのある主張を政策で取り入れると色々と問題が生じてしまいます。

多くの意見を聞き、全体を俯瞰し、自己の考えと異なっても政策を実行する。

狭い路を慎重かつ大胆に、誠実に歩んでいく姿勢が必要だと思います。

歴史好き、歴史やるなら戦前の昭和史を夢見た私はよい言葉だと考えています。

石破首相や高市総裁、個人的にはあまりよい印象を持っていませんが、

この考えに立脚してもらえるならば応援したいとも考えています。

石破首相の所感、マスコミなどはあまり評価していないようですが、

煽る、お金、チャリンと考えている人間がいるという事実を考えてください。

お~~、煽っている!!

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