あれ~、その3

【社会保険料?】

前々回、前回と、所得税・住民税の壁の話をしました。

所得税は160万円と150万円(扶養の大学生)、住民税は110万円ですね。

ところで、社会保険(健康保険)の扶養の壁はどうでしょうか?

ここは改正されていません。従来通りです。

社会保険料の壁は、

106万円(従業員が51人以上の企業に勤めている人)と130万円です。

ということは、住民税はともかくも、所得税が課税されないのならば!と考え、

160万円迄、給与収入を増やした専業主婦(例えば)は

130万円を超えるため、社会保険料の扶養から外れることになります。

つまり、健康保険と年金を自分で納めることになります。

106万円も同様です。

大学生、社会保険の106万円の壁、学生は除かれているのですが、

130万円を超えると同様です。

所得税の壁、拡大!といいつつ、

社会保険の壁、130万円と106万円が立ち塞がります。

あれ~、結局、130万円か・・・。ということです。

【もっとも…】

もっとも、4月初めの国会において、ある国会議員が

この大学生の問題について、厚生労働大臣に質問したところ、

税制改正との整合性を図る観点から

150万円に引き上げる方向で検討していると答弁しています。

よかった! 一安心ですね。

でも、あれ~? 専業主婦は??

SNSでバズる?かも・・・。

因みに、大学生の壁の見直し、法改正は必要ないそうです。

税と社会保険、制度が異なるとは言え、

納める側からみれば負担感は同じです。

引き上げ等の議論をするときに、整合性を図る観点はないのでしょうか?

壁を見直しても、別の壁が次から次へと表れてきます。

もちろん、収入がある以上、

社会保険料も税金も納めるという意見もあります。

只、所得税、住民税、社会保険料、制度は異なるとは言え、

負担する側からすると

基準を同じにしてほしいと言うのが本音ですね。間違っている?

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