71兆円!

【過去最高の税収!】

最近、サラリーマン増税が話題となっています。過去最高の税収なのに増税!

とりやすいところからとるの! と怨嗟の声があがっています。

この件は別の機会にするとして、令和4年度の税収は71兆円、過去最高です。

主な内訳をみると消費税が23兆円 5.4%の伸び、所得税が22.5兆円 5.3%、法人税が14.9兆円 9.5%です。

令和3年度が67兆円でしたから、4兆円の増加です。6.1%の伸びです。

因みに令和4年度の消費者物価の上昇率は3.2%です。物価上昇率よりも高い伸びです。

もっとも令和4年度の当初予算が107兆円、補正後が139兆円、

相変わらず、財政収支は改善しません。でも使いの残しも11.3兆円あります。

【隠れ、増税!】

物価上昇よりも高い税収の伸び!

「また、値上げ」と嘆く感じからすると景気が回復しているとは思えません。

もっともインフレになり、物価が上昇すると税収はあがります。

消費税がその典型です。

消費が盛りあがらなくても物の値段があがれば納める消費税が増加します。

国内企業物価指数は7.2%、輸入物価指数は9.9%です。

多少消費が落ち込んでも物価上昇、インフレならば消費税の税収が増加します。

法人税は9.5%の伸びです。

円安によって円建ての利益が増加したことや

輸入物価等の上昇をそれなりに転嫁できたことが大きいと思います。

企業収益が良ければ、当然、配当も増えます。

配当が増えれば配当の源泉所得税も増加します。

物価上昇、インフレとなればいやでも賃金も上げざるを得ません。

実質賃金はマイナスですが、名目賃金は上がっています。

当然、給与の所得税も増加します。しかも所得税、累進課税です。

税率が5%から10%へあがる人もふえてくると思います。

物価上昇、インフレ、これは税収を増加させると言われています。

一方、デフレは逆となります。

昭和の時代、名目GDPの伸びは税収に直結するという認識がありました。

失われた30年です。

もっともインフレ、良いことのみではありません。

じわり、金利が?

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