訪問診療、儲かりますよ!

コロナ感染症、第5波、ようやく落ち着いてきましたね。

正直、よかったと思います。

感染者が増え、東京を中心に自宅療養者が激増し、保健所のフォローも十分でなく、不安なときを過ごす療養者に医療を提供する、在宅医療に取り組み医師の姿がありました。

映像でみると感染防止の対策をとり、在宅酸素の準備等、時間のかかる作業をよくこなしているよねと頭が下がりました。

ところで、開業前、医業を中心に(開業支援を含む)営業活動をする税理士法人に勤めていたのですが、どうも違うよな?と感じたのが、所長の口癖、

「先生、これからは訪問診療ですよ。儲かりますよ。」でした。

訪問診療、確かに収益はあがるのですが、会社時代から医療制度等をかじりつつ、中医協などの審議会を傍聴していたものからすると、所長の話はわかるのですが、「どうも?? なにかちがうのよね?」という感じがしていました。

在宅診療、この問題、医師や医療関係者、学者、官僚等それぞれに思いがあり、意見が分かれ、「看取り」一つとっても意見が異なり、収拾がつかなくなるのですが、所長の一言には「患者」というキーワードがないような気がしました。

患者と接することがない者の限界なのかもしれません。

この業界、経営コンサルタントを含め、いかに収益をあげるか、いかに高い診療報酬点数を請求するかとのみという気がします。もちろん、否という方も多いと思います。

収益は、安定した医業には欠かせないものだし、安定すれば患者への思いも実現できますが、医師関係者の考え方の中心には常に患者というものがあるのに対して、医業中心の税理士や経営コンサルタントには、どうも収益が前面にでているような感じがします。

でも、単に私の感性がないのかもしれません。

Follow me!